チャリティーエントリーによる募金を「日本郵船氷川丸」に寄附

18 July, 2017

チャリティーエントリーによる募金を「日本郵船氷川丸」に寄附

「2017世界トライアスロンシリーズ横浜大会」(開催日:2017年(平成29年)5月13 日(土)、14 日(日))では、「市内の歴史的建造物等の保全」に寄与することを目的に、参加料の一部を寄附に充てるチャリティーエントリー枠を設け、寄附を募りました。
このたび、寄附先が、2009年開港150周年記念事業として開催された第1回大会より、スイムコースで選手を見守り続けてきた「日本郵船氷川丸」に決まりました。そして、チャリティー寄附金の贈呈式を日本郵船氷川丸にて行います。 是非、当日の取材をよろしくお願いします。

チャリティ寄附金

1.寄附先 日本郵船氷川丸

2.寄附額 合計 1,500,000円
チャリティーエントリー内訳

競技カテゴリー 募集人数 参加人数 参加料 寄附金額
スタンダードディスタンス 100名 100名 35,200円(うち10,000円を寄附) 1,000,000円
スプリントディスタンス 50名 50名 27,200円(うち10,000円を寄附) 500,000円
合 計 150名 150名   1,500,000円

 

チャリティ寄附金贈呈式

【日 時】2017年(平成29年)7月18日(火) 10時30分~11時
【会 場】日本郵船氷川丸オープンデッキ(雨天時等:一等食堂)
【寄附者】大会組織委員会副会長(公益財団法人横浜市体育協会会長) 山口 宏
【受領者】日本郵船氷川丸船長 金谷 範夫
【出席者】
日本郵船株式会社 歴史博物館・氷川丸グループ長 大須賀 由紀
日本郵船株式会社 横浜支店長 阿部 且
日本郵船株式会社 歴史博物館・氷川丸グループ 氷川丸チーム長 酒井 祐次郎
大会組織委員会委員(横浜市市民局スポーツ振興部担当部長) 岡田 展生
大会組織委員会事務局事務総長 大久保 挙志
【立会人】日本トライアスロン連合理事 園川 峰紀

チャリティ寄附金先選定理由

トライアスロン大会にとってスイム会場のシンボルである氷川丸は船令100歳を迎える2030年を目標に保存運営されています。これらの保全等に寄与し役立てていただくため、寄附を行うものです。

(1)ポンツーンから飛び込み、氷川丸に向かって泳ぐスイムコースは選手にとって、まさに横浜を連想させる大会の象徴的な存在であるとともに、将来にわたって横浜港の象徴と成り得ることが期待できる。
(2)造船・工芸技術上の価値が高く、海上で保存されている船舶としては、初の重要文化財指定となったこと。
(3)保存活用により日本の海運の歴史を後世に伝えることができ、海に関心を持ち親しみを深める活動が期待できること。

氷川丸とは

スイム会場の山下公園前海域に1961年(昭和36年)以来係留している1万トン級貨客船です。

地元横浜で誕生
日本郵船株式会社が発注し、1930年(昭和5年)現在のみなとみらいにあった横浜船渠株式会社で竣工しました。

氷川丸の活躍
太平洋戦争では病院船として、終戦直後は復員者・引揚者の輸送に活躍しました。当時、最新鋭のディーゼルエンジンやアールデコ様式の船内のインテリアなどが話題を呼び、また、サービスの良さも評判となりチャールズ・チャップリンをはじめ多くの著名人が乗船しました。

今もなお横浜で活躍
戦前・戦後と主にシアトル航路に就航し、1960年(昭和35年)の最終航海を経て横浜に戻り、翌年、横浜のシンボルとして現在の山下公園へ係留。戦前より現存する貨客船であり、インテリアを含め貴重な産業遺産として、2003(平成15)年に横浜市の有形文化財、2016(平成28)年8月に国の重要文化財に指定されました。

記者発表資料

PDFダウンロード

※当日の取材にお越しいただける方は、直接会場へお越しください。
※尚、当日は氷川丸が休館日のため、10:20までに氷川丸ゲート前までお越しください。