開催にあたって
ごあいさつ
「2023ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会」は、2日間で延べ33万人の方にご来場いただき、熱い戦いに横浜の街も大いに賑わいました。2023大会で13回目の開催を迎えたこの大会。長年にわたりこの横浜の地で開催できるのは、協賛パートナーの皆様をはじめ、関係する多くの方々のご支援・ご協力の賜物であり、心から感謝申し上げます。
スポーツ界もコロナ禍の影響を大きく受けてきましたが、2023大会も2022大会に続き、有観客で実施することができました。沿道からの多くの拍手や声援は選手の力になり、世界のトップアスリートが日々積み重ねてきた練習の成果をぶつけ合う姿は、私たちに感動と興奮、そして笑顔を与えてくれました。そして今大会では、子どもたちが選手のエスコートをしたり取材を体験したりするなど、大会の様々な場面で選手と触れ合う「キッズプログラム」や、国内最大級のトライアスロンフェスティバル「ハマトラFES」でのステージイベントも4年ぶりに開催され、大会を更に盛り上げました。
来年5月に横浜で開催される2024大会は、7月に開催を控えるパリオリンピック・パラリンピックにつながる非常に重要なレースです。これまでの経験を活かし、皆様と一緒により魅力ある大会を創り上げ、選手・観客の皆様をお迎えします。
2024大会も、皆様の変わらぬご支援をお願い申し上げます。
世界トライアスロンシリーズ横浜大会組織委員会 会長
横浜市長 山中 竹春
横浜ならではのさらなるにぎわいの創出
2023大会は、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行後、日本で開催された初の国際大会となりました。5月13日(土)、14日(日)の2日間で延べ約33万人の市民等に観戦をいただき、トライアスロンによる横浜での「にぎわい」を創出するとともに、大きな事故もなく、無事に大会を終えることができました。
2024大会では、これまでのおもてなしを大きく変えることなく、新生活様式に対応したシンプルで効率的な大会運営を提供するとともに、ウィズコロナ禍の中であっても、参加者の安全を最優先に掲げたより安全・安心な大会運営を目指してまいります。また、開港165周年記念事業や他イベントと様々な連携をし、相乗効果による横浜の魅力を高め、一層のまちのにぎわいを創出することで、地域経済の活性化につなげます。
開催コンセプト
Triathlon & Paratriathlon City Yokohama
世界に評価される大会運営
横浜大会の「ニューノーマルな大会運営」は、ワールドトライアスロン(TRI)から、「TRIが目指すべきレベルの高さとプロ意識を示す完璧な事例として、トライアスロンという素晴らしいスポーツを世界中に紹介する最高の方法を提示してくれています。また、堅実な大会運営とサステナビリティへの見事なコミットメントは、あらゆる支援者によってささえられており、それらは、すべての日本の人々の温かい歓迎と選手たちの喜びに集約されています。TRIは、横浜大会組織委員会とのパートナーシップを誇りに思い、今後も大会の継続開催を望む」との評価をいただいています。
第2ステージ(2020年-2024年)の最終年を念頭においた大会運営
第2ステージはコロナ禍で、2020大会は中止、2021・2022大会は規制がある中での大会となり、新型コロナウイルス感染症に大きな影響を受けた厳しい大会運営でしたが、的確な安全対策を講じた運営は、世界から「横浜モデル」として称賛されました。
2023大会は、コロナが5類へ移行され、「ニューノーマルな大会運営」のもと、コロナ前の2019年大会とほぼ同様な規模(プログラム)で大会を開催することができました。
2024大会では、第2ステージの最終年大会として、同時に横浜開港165周年事業にふさわしい事業展開を図るとともに、大会運営を通じた「WELL-BEING」(幸福)の実現を推進し、市民の健康増進に寄与しています。
そのため、今一度、主たる事務・事業の見直すとともに、ISO20121の継続適用を基本としたSDGsの目標実現に向けた取組(関連事業)の充実・強化を図ります。
1 | 新たなにぎわいづくり |
2 | SDGsの取組とISO20121イベントマネジメントサイクルの循環 |
3 | 新生活様式に対応したシンプルで安心・完全な大会運営 |
4 | パートナーシップによるアクティベーションを考慮した事業展開 |
5 | パリオリンピック・パラリンピック2024大会への重要なポイント大会の確実な広報 |
※2023年10月5日現在